エビデンス集(表紙)
PMS

【エビデンス集】PMS

【目的】

クリルオイルによる月経前症候群の有効性を評価すること
また副次評価項目として、魚油との比較も評価する


【方法】

DSM-III-Rで、月経前症候群と診断された70名の患者に対して、3か月間、クリルオイルと魚油を無作為化二重盲検比較試験にて投与する
米国産科婦人科学会(American College of Obstricians & Gynecologists:ACOG)の月経前症候群の診断基準に基づく自己評価質問票と、月経困難症のために使用した鎮痛剤の数で判断する


【結果】

中間(45日後)・最終評価(90日後)において、すべてのアンケート項目で、クリルオイルは有意な改善を示した。
<乳房の圧痛、圧迫感、ストレス、イライラする、うつ病、関節の痛み、体重増加、腹痛、むくみ、膨満感>
また、鎮痛剤の数も有意に減少した
(90日時点:イブプロフェン0.6g:約50%減・アセトアミノフェン1.0g:約50%減)


【考察】

クリルオイルは、月経困難症や精神的な症状を大幅に軽減することができる。
また、魚油と比較して、より効果的であることが示されていた。